個人的にRewriteぶりのビッグタイトルです、魔法使いの夜。

本はこういう風にメインシナリオを読んでから追加されたやつを読みました
まず本編の感想
魔法使いの行いを草十郎に見られてしまい、
規則として口封じをする事になった青子とアリス。
ここまで4章
普通に楽しめました。
そして見所である5章"魔法使いの夜"が始まります
青子は自分のポリシーに乗っ取り草十郎に理由を話してから殺すと決め
遊園地のミラーハウスに呼び出します。
ここまではよかったんだけど…
「私は、私の感情を乱す相手が敵なのよ」と言い放ち魔弾で殺人を始める青子
この辺がちょっとひどいなと思った。
好きだと思った相手でも敵だと思う青子の感性は異常だと思うし
何より初めての人殺しにしては"
後悔や後ろめたさ"がない。
草十郎に散々時代錯誤だの、ズレてるだの言ってたけど青子もおかしいなぁと
生涯を魔法使いとして生きたアリスと違って青子はもうちょっと慈悲の心を持って欲しかった。
その後、人形戦が始まるんですが
個人的にここがとてもつまらなかったですね・・・
このゲームのメインはバトルだと思ってるので、
単純に僕に合わなかっただけの話なんだろうけど至極残念。
続いて魔法使いの夜(後編)が始まります
人形戦において草十郎の頑張りに対し
この場は生かして返す事を決めた青子は
約束を破りアリスと敵対してしまいます。
「それは私情か?」とアリスに問われ、
「一宿一飯の恩義は大事にしてる」と答える青子

アリスを殺してでも草十郎をこの場では助ける、でもあとで殺す。
???
もう全然理解できませんよ・・・
どうせ殺す命を助けるために自分の命を賭けるって事となにより
アリスを殺そうとするのが理解不能です
一宿一飯の恩義ってアリスには感じてないの?って話ですよ。
これが草十郎を"殺す約束"を"記憶を消す"に変更して欲しいと、
そうお願いするなら分かるんですけどね。
ここから魔法使いの夜の見所が始まるわけだけども
主人公である青子にどうも感情移入できなかったせいか
あまり楽しめませんでした・・・。

フラットスナークに魔弾を放つシーンはさすがに格好良いと思いましたけど
やっぱ全体的に演出に頼り過ぎてる感が否めません。
個人的に5章で評価をガクっと落としたんだけど
6章から7章に続く日常シーンは面白かったです

アリスの草十郎に対する好感度が
今すぐ殺したい<不快な事をしたら殺す<記憶を消したい へと、
徐々に上がっていくのが分かる会話は楽しめました。
ベッドで目覚めて首のキズ?に関して話した事、
洋服のままベッドで寝ていたのを悔やんだ事、
ロビーで寝ているアリスに対して取った行動など
どれも最善の選択肢を選ぶべくして選んだなぁとw
最後に草十郎が活躍するシーン

匂うな・・・
ベオウルフ対草十郎
ここでようやく草十郎の言う"山"が普通じゃないと分かります
犬の大群や熊に襲われるのも山では日常・・・
よって2mの狼に襲われてもビビらないし
時は遡り、遊園地でジェットコースターから卵に飛び移る事だって出来るんです。
例えるなら草十郎は刃牙の世界の住人でしたと。
魔法が有りなこの世界で草十郎のような山の戦士が居ても不思議じゃないですね
この複線は良かったと思います
が、パンチ2発で終わるこの戦闘が面白いかは別のお話。
そして主人公はまた青子に代わり橙子と決着を付けるんですが
時間旅行により生じる問題と宇宙の負債をどうすると問われた青子の回答
「そんなのこれから考える」「―――――お前は、最悪だ!」なんとも自己中な言い分ですよ。
要するに僕は青子のキャラが好きじゃないみたいだ
これがこのゲームに対して低い評価の大きな要因かな。
あとは草十郎の山で過ごしたエピソードが見たかったですね。
次に番外編の感想
カモネーギ事件と蜂蜜をめぐる冒険は面白かったですね
そしてメインの話である
『絶対に笑ってはいけない久遠寺邸』ですよ
ガキの使いやあらへんで?的な。

久万梨金鹿を探偵役にした推理ホラー&ギャグパートです
ぶっちゃけ一番楽しかったです
というかこれのおかげで評価が回復しました
ここではキャラの性格が崩壊してるけどギャグだと割り切ってます。
まず魔法使いの夜のメインキャラクター3人が全員ズレてるんで、
金鹿ちゃんがすごくまともに見えるんですよね。
ギャグパートには大変笑わしてもらいました
各キャラの理想の死に方ってのがツボで
山城先生とか卑怯です・・・
でもそんなお笑いムードが続くかと思ったらホラーも混じるから侮れないですね
「 みなごろし おめでとう 」 はゾクっときました。
4週くらいやってようやく正解ルートに到着…
殺人が2種類に分かれてるってのは面白いと思いました
ベオの死因がネックでしたね。
まとめると

金鹿ちゃんが可愛かったって事ですよ。
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